やるしかないでしょ?w

元気と健康だけが取り柄だったアラフォーオタク(笑)が、告知されてからのあれこれ防備録。個人差の大きいことだから、もし誰かの何かになれば幸い。何より私の防備録

最初の大腸ファイバー

某所の日記をそのまま貼り付けてみる。

 

確か、検査のあと殴り書きしたのでした。


健康診断的なアレコレで初体験

とりあえずメモ。
もしものとき()の参照にしてくだせえ

前日

20時から絶食。水はどれだけ飲んでもいいい。
液体下剤を飲む。
ラキソベロンを1本(20cc)飲むのだけれど
このラキソベロンは仕事でよく使う(私がじゃない患者さんにだ)のだが、これがよく聞く。
10滴とかで、すっげええ効果になるわけだが、それを1本のめって????
ってなりました
いや、凄いね。
すごかったね。

すぐに効くのかと思ったらそうじゃなくて。
個人差もあるけれど大体5~8時間程。
夜20時に100ccの水に溶かして一気飲み。甘かったよ(患者さんのいうとおりだ)
私は5時間ぐらいで効果出た。
死ぬかと思った。
排便ショックって言う言葉があるんだけど、急激に内容物が排出されると身体がショック反応を起こすのね。それにちょっとなりかけるというか、感覚がわかったよ。
体温下がる、背中寒くなる、血圧が下がる
これがね。すーって。ついでに心臓もどくどくしちゃうぞ。
気をつけろ。

当日
水もの(あまくないもの)を2リットル持参しろといわれて、病院へ。
これ、用意してくれるところもあるらしい。
待っていたのは50錠の薬、ビジクリア
詳細はここ http://www.zeria.co.jp/medi/image/me08/pdf_01.pdf
一粒が結構大きな薬を一回に5錠。15分おきに10回飲む。
これが辛い。飲み込めない。
あと、15分て短いw
勝手に解けないから、「飲んだら運動してね」と言われる。
ただただひたすら飲んで動いて、お腹が動き出したらトイレにいくを繰り返す。
ラキソベロンが効いているのもあって、3回目くらいからトイレの住人に(笑)
これが最後の方になると、水しか出ない。いっそ感動する。そして尻が痛い()
泣けるほど痛い()
基本的にほっといてくれるので、テレビ見ながら体操しながら、Twitterしながらトイレに通う

朝の8:30に病院にいって、検査が始まるのは12時過ぎであった。

検査

検査着に着替える。
腸の動きを止める薬を飲む。
検査着は下着はお尻に穴の開いた使い捨てのやつ。ごわごわするよw
透視台に乗って検査。
なんでかと思ったら、透視確認しながらファイバー確認するからなのね(当たり前だった)
いや、あれだ。
触手ってきっとこんなだろうなとか()
ファイバーが今何処にいるのかって、言われなくてもわかるとか
体液()を吸引しながらカメラが進んでいくから、その感覚がすげえなとか()
内臓って結構色がないとか(貧血なんじゃねえのって思った)
蠕動ってすごいとか()
下行結腸? が長いって言われた。
しらんがなw
あとどこかがねじれてた?みたいで、すっげえ痛かった。ゴリゴリされた。
あれはだめだ

そんなことを感じてまいりましたのこと。


検査の後はものっすごい脱水になります。
言っといてくれよ、って思うくらい脱水になる。
なので、もし行かれる方は、ポカリを用意しておくと後で困らなくてすむぞ!
薬飲むのに使った2リットルは出ちゃっているし、中でかーなーり吸引されて水がほんっとに足らなかった。
き を つ け ろ !!

あと、空っぽになった腸にものが戻っていく感覚がものすごく駄目だった……!
あれ、空にするほうが全然楽だ。
ちょうつらい。たまらん。
空気がはいっているからぐるぐる動くのもひどい。

検査の後はほぼ動けませんでしたので、そんな感じ。

 

 

この時、直腸部分に潰瘍が見えてました。ものすごく赤くて、それまでの内壁と全く違うもの。

カメラ入れるときには見えなかったから、ホントに運なんでしょう。

もしかしたら見逃してしまうかも知れないものでした。

カメラの端に映った何かをドクターが戻って息をのんだ。

 

細胞取ってるのが見えて、なんだろうなと思ってた。

ポリープならその場で削除すると聞いていたのにそういうのをする感じはなかった。

いくつか写真も撮って、検査が終わった後、診察が待ってた。

 

 

「なるべく早く外科的処置をしましょう。した方が良い。検査結果は後回しで良いからすぐに動きましょう。希望の病院はありますか」

 

病名仰らないけどあかんのはよくわかった。

最初に聞いたのは「ストーマーになりますか」だった。我ながらズレてる。でもこの時はまじでそう思った。

ストーマーになったらどうしよう。

これからどうしよう。

 

ドクターは一瞬待ってから「それはない。今はかなり下でもそうならないし、その部位じゃない」と仰った。

 

「紹介状を書きます。この辺りだとT病院かS病院。僕はT病院をおすすめします」

でも最初に選んだのはS病院。私の記憶の中ではそちらの方が大きかったから(のちに今の評判では良くないことがわかる)

 

明日までに紹介状を用意するからまた来て下さいと言われて帰宅。

 

それでも私の頭の中は、自分の体のことじゃなくて、仕事と3週間後のイベントをどうしようで一杯だった。

病名は言われなかったけど癌であることは理解してた。

それでも、仕事をどうしようで一杯だった。

 

パニックだったのだと、今ならわかる。

 

帰宅して親に検査とその結果を告げた。

 

私より親の方がパニックになったのはある意味誤算だった。

おかげで自分が落ち込むタイミングを完全に外したのである。